むにくらぶ

-ぐうたら女のいきあたりばったり人生-

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

登録販売者試験~2章20回目~

運動器官② 骨格系 骨格系は骨と関節からなり、骨同士が関節で接合し体を支えています ▪骨 主部となる骨質 骨質表面を覆う骨膜 骨質内部の骨髄 接合部にある関節軟骨 の4構造となっています 骨の機能 身体各部の支持 臓器保護 運動:骨格筋の収縮を運動に転換…

登録販売者試験~2章19回目~

運動器官① 皮膚、皮膚腺(汗腺、皮脂腺等)、角質(爪、毛)の総称を外皮系といいます ▪皮膚 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織からなります〔身体の維持、保護 〕 身体表面を包むことで、形を維持し、細菌等の侵入を防ぎ、身体を保護する 〔水分の保持〕 内外の水分…

登録販売者試験~2章18回目~

泌尿器系② ▪副腎 左右の腎臓の上部に位置し、皮質と髄質からなります 副腎皮質 副腎皮質ホルモンを産生・分泌する アルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す(体がむくむ) 副腎髄質 自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリ…

登録販売者試験~2章17回目~

泌尿器系① 泌尿器系は血液中の老廃物を尿として体外へ排泄するための器官系です ▪腎臓 腎臓は横隔膜下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器です腎臓には心臓から排出される血液の5分の1~4分の1(約20%)が流れています ・腎臓の役割 血液中の老廃物を…

登録販売者試験~2章16回目~

脾臓 脾臓は、胃の後ろの左上腹部に位置する握りこぶし大のスポンジ状の臓器です 血液から古くなった赤血球を濾して処理します 古くなって柔軟性が無くなった赤血球は、脾臓内部の網目構造に引っかかり、マクロファージ(貪食細胞)によって破壊されます また…

登録販売者試験~2章15回目~

血液 血液は、血漿と血球(赤血球,白血球,血小板)からなります 血液の役割 酸素や栄養分を全身に供給する 二酸化炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ ホルモンの運搬により、器官・組織間の連絡を図る 温熱を体表等に分配し、全身の温度をある程度均一に保つ ▪血漿…

登録販売者試験~2章14回目~

循環器系 循環器系は、体液(血液,リンパ液)を体内に循環させ、酸素や栄養分を全身に送り、老廃物を排泄器官へ運ぶための器官系です 心臓,血管系,血液,脾臓,リンパ系で構成されています 血管系は閉鎖循環系(心臓を中心とした閉じた管)で、リンパ系は開放…

登録販売者試験~2章13回目~

下気道 ・気管,気管支 喉頭から気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支といいます ・肺 肺自体には肺を動かす筋組織が無いため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜下や肋間筋によっ…

登録販売者試験~2章12回目~

呼吸器系 呼吸を行う為の器官で、上気道と下気道に分けられます 呼吸器は、異物や病源物質の侵入経路となるため、様々な防御機構が備わっています 上気道:鼻腔,咽頭,喉頭 下気道:気管,気管支,肺 上気道 ・鼻腔 入口には鼻毛があり、フィルターの役割を果…

登録販売者試験~2章11回目~

大腸 大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器です 内壁粘膜に絨毛が無い点で小腸と区別されます 消化はほとんど行われません 大腸の役割 水分と電解質(ナトリウム、カリウム、リン酸等)を吸収し、固形状の糞便を形成する 大…

登録販売者試験~2章10回目~

肝臓 肝臓は横隔膜下に位置する大きな臓器です 肝臓の役割 栄養分の代謝・貯蔵 胆汁の生産 小腸で吸収されたブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える 蓄えたグリコーゲンをブドウ糖に分解して血液中に放出する 脂質をエネルギー源として利用可能な形に代謝する 脂…

登録販売者試験~2章9回目~

胆嚢 胆嚢は、肝臓で生産された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ると収縮して腸管内に胆汁を送り込みます 胆汁には、胆汁酸塩が含まれており、大部分は小腸で再吸収されて肝臓に戻ります(腸管循環) 胆汁酸塩の役割 脂質の消化を補助する 脂…

登録販売者試験~2章8回目~

膵臓 膵臓は胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸に分泌します 膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するとともに、炭水化物、タンパク質、脂質それぞれを消化する全ての酵素を含んでいます 消化酵素 ・膵液アミラーゼ:炭水化物(…

登録販売者試験~2章7回目~

小腸② 栄養素の吸収 炭水化物→単糖類に分解されて吸収される たんぱく質→アミノ酸に分解されて吸収される 脂質→消化酵素により分解されるが、小腸で吸収されると脂質に再形成され、リポタンパク質(乳状脂粒)となる 脂溶性ビタミン→脂質の吸収の際に一緒に取…

登録販売者試験~2章6回目~

小腸① 全長6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部位に分かれます 小腸のうち、十二指腸に続く部分のおよそ上部40%が空腸、残り60%が回腸です ただ、空腸と回腸に明確な境目はありません 絨毛 小腸の表面積を広げる為に、内壁には輪状のひだがあり…

登録販売者試験~2章5回目~

胃 上腹部にある臓器で、空の状態では扁平に縮んでいます 飲食物が送られてくると、その刺激で胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が広がります 胃の内壁には無数の細かい孔があり、胃腺に繋がっています 胃腺から胃酸の他、ペプシノーゲンが分泌されます また、胃の…

登録販売者試験~2章4回目~

咽頭 消化管と気道の両方に属します 嚥下の際は喉頭蓋が反射的に閉じることにより、飲食物が気道に流入せずに食道へ送られます 食道 喉元から上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2cmの管状の器官で、消化液の分泌腺はありません 飲食物は食道の運動によっ…

登録販売者試験~2章③~

口腔② 舌 舌は味覚を感知する他、咀嚼した飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがあります 舌の表面は舌乳頭という小さな無数の突起があり、そこに味覚を感知する味蕾が分布しています 唾液腺 唾液が分泌されます 唾液の役割 食物を湿潤させ噛み砕きやすく…

登録販売者試験~2章②~

口腔① 歯は歯周組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質)によって上下の顎の骨に固定されています 歯頚を境に、歯槽骨に埋まっている部分を歯根、露出している部分を歯冠といいます 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体で1番硬い部分です エナメル質の下は象…

登録販売者試験~2章①~

消化器系 飲食物を消化し、必要な栄養分を吸収し、残滓を体外に排出する器官です 大まかに消化管と消化腺とに分けられ、消化管の長さは平均的な成人で9mです 消化管: 口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門 消化腺: 唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓 消化 飲食物を消化…

登録販売者試験~1章13回目~

CJD訴訟 脳外科手術等で用いられたヒト乾燥硬膜を介してCJD(クロイツフェルト・ヤコブ症)に罹患したことに対する損害賠償訴訟です 国、輸入販売業者、製造業者が被告として提訴され、2002年に和解が成立しました CJDの症状 細菌でもウイルスでもないたんぱく…

登録販売者試験~1章12回目~

薬害② スモン訴訟 整腸剤として販売されていたキノホルム製剤の使用により、スモン(亜急性脊髄視神経症)に罹患したことに対する損害賠償請求訴訟です スモンの症状 初期は腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢が起こり、次第に下腹部の痺れや脱力、歩行困難…

登録販売者試験~1章11回目~

薬害① サリドマイド訴訟 催眠鎮静剤等として販売されたサリドマイドを妊婦が使用したことで、出生児に先天異常(四肢欠損、耳の障害等)が発生したことに対する損害賠償訴訟 サリドマイドは催眠鎮静成分として承認され、胃腸薬にも配合されていた 一般医薬品と…

登録販売者試験~1章10回目~

一般医薬品の定義 医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導薬を除く) 一般医薬品の役割と対処…

登録販売者試験~1章9回目~

プラセボ効果(偽薬効果) 結果的または偶発的に薬理作用によらない作用を生じること(要するに思い込み) プラセボ効果による反応には、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)がある 主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化が現れることがある プ…

登録販売者試験~1章8回目~

妊婦など 胎児は、胎盤を通して母体から栄養分を受け取っています 胎盤にほ胎児と母体の血液が混ざらないために血液-胎盤関門があります 血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品成分の移行が防御されるか未解明のことが多く、妊婦に対する安全性についても評…

登録販売者試験~1章7回目~

高齢者 おおよそ65歳以上としています 肝臓や腎臓の機能が低下していると、医薬品の副作用が強く表れやすく、若年時と比較して、リスクが高くなります ただ、衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみでは、どの程度リスクがあるのか判断することは難しいです…

登録販売者試験~1章6回目~

小児 15歳未満の全ての子ども 乳児…1歳未満 幼児…7歳未満 も全て含まれる 小児の生理機能 大人と比較して、体の大きさに対して腸が長く、医薬品の吸収率が高い 血液脳関門が未発達なため、医薬品の成分が脳に伝わりやすい 肝臓や腎臓が未発達なため、医薬品…

登録販売者試験~1章5回目~

薬物依存 一般医薬品にも習慣性・依存性がある成分を含むものがあり、乱用した場合薬物依存となることがあります 相互作用 複数の医薬品を併用した場合、医薬品の効果が増強したり減弱することがあります 増強すると副作用が起こりやすくなり、減弱すると十分…

登録販売者試験~1章4回目~

副作用とは 「疾病の予防、診断、治療のため、または身体の機能を正常化するために、通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」 副作用は大きく薬理作用とアレルギーに分けられます 【薬理作用】薬物が身体の機能に影響を与えること 【ア…