薬害②
スモン訴訟
整腸剤として販売されていたキノホルム製剤の使用により、スモン(亜急性脊髄視神経症)に罹患したことに対する損害賠償請求訴訟です
スモンの症状
- 初期は腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢が起こり、次第に下腹部の痺れや脱力、歩行困難等が現れる
- 麻痺が上半身に広がる場合があり、ときに失明することもある
1979年、医薬品副作用被害救済制度が創設されました
血友病患者がHIV(ヒト免疫不全ウイルス)が混入した血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償請求訴訟です
国及び製薬企業が被告として訴訟され、1996年に和解が成立しました