むにくらぶ

-ぐうたら女のいきあたりばったり人生-

登録販売者試験~2章11回目~

大腸

大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器です

内壁粘膜に絨毛が無い点で小腸と区別されます

消化はほとんど行われません


f:id:drno:20220421223237j:image

 

大腸の役割
  • 水分と電解質(ナトリウム、カリウム、リン酸等)を吸収し、固形状の糞便を形成する
  • 大腸液を分泌し、便塊を粘膜上皮と分離しやすく滑らかにする

 

腸内細菌

  • 腸管内の食物繊維を発酵分解して、臭気の元となる物質メタン、二酸化炭素等のガスを生成する
  • 腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分が、大腸の粘膜上皮細胞の活動に利用される
  • 血液凝固やカルシウムの定着に必要なビタミンK等を生成する

 

糞便

糞便の大半は水分です

剥がれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸が15~20%、腸内細菌の死骸が10~15%であり、食物の残滓は約5%に過ぎません

 

便意

通常、直腸は空になっていますが、S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られると、刺激に反応して便意が起こります

 

肛門

肛門は、体外への開口部で、直腸粘膜と皮膚の境目の部分には歯状線と呼ぶギザギザの線があります

肛門周辺は、肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調整することが出来ます

肛門周辺には、静脈が細かい網目状にかよっており、血管が鬱血するとの原因となります