登録販売者試験~2章12回目~
呼吸器系
呼吸を行う為の器官で、上気道と下気道に分けられます
呼吸器は、異物や病源物質の侵入経路となるため、様々な防御機構が備わっています
上気道
・鼻腔
入口には鼻毛があり、フィルターの役割を果たしています
鼻腔の内壁は、粘膜で覆われた棚状の凹凸になっており、適度な湿り気と温もりを与えて、乾燥した冷たい外気が侵入することを防いでいます
鼻腔内に刺激を受けるとくしゃみが起きて刺激の原因物を排出します
また、鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌します
鼻汁にはリゾチームが含まれ、風邪やアレルギーの際は大量の鼻汁が分泌されます
・咽頭
咽頭は鼻腔と口腔に繋がっており、消化管と気道の両方に属します
咽頭の後壁には扁桃があり、細菌等に対する免疫反応が行われます
・喉頭
軟骨の突起した部分をのどぼとけ(喉頭隆起)といいます
喉頭は発声器の役割もあり、呼気で喉頭の上部にある声帯を振動させて声を発します