登録販売者試験～2章16回目～

脾臓は、胃の後ろの左上腹部に位置する握りこぶし大のスポンジ状の臓器です

血液から古くなった赤血球を濾して処理します

古くなって柔軟性が無くなった赤血球は、脾臓内部の網目構造に引っかかり、マクロファージ(貪食細胞)によって破壊されます

また、リンパ組織があり、異物に対する免疫対応に関わります

リンパ系は、血液系とは半ば独立した循環系で、リンパ液が、循環しています

リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるもので、流れは血流に比べ緩やかです

血漿の一部が毛細血管から組織中に滲み出た組織液のうち、ほとんどは毛細血管で再吸収されますが、一部はリンパ管に入ってリンパ液となります

血漿とほとんど同じ成分ですが、タンパク質が少なくリンパ球を含みます

リンパ管には逆流防止のための弁があり、一定方向に流れています

リンパ管は互いに合流して次第に太くなり，最終的に鎖骨の下にある静脈に繋がります

また、リンパ管には所々にリンパ節と呼ばれる結節があり、内部にはリンパ球やマクロファージ(貪食細胞)が密集しています

そのため、リンパ液中の細菌やウイルスは免疫反応によって排除されます

むにくらぶ