登録販売者試験~2章5回目~
胃
上腹部にある臓器で、空の状態では扁平に縮んでいます
飲食物が送られてくると、その刺激で胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が広がります
胃の内壁には無数の細かい孔があり、胃腺に繋がっています
胃腺から胃酸の他、ペプシノーゲンが分泌されます
また、胃の粘膜表皮を覆う細胞からは、胃粘液が分泌されています
分泌液の働き
胃酸:ペプシノーゲンをペプシンにする(たんぱく質を消化する酵素)
:胃の内部を強酸性に保ち、内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする
ペプシノーゲン:ペプシンとなった後、胃酸と共に胃液として働く
:たんぱく質を半消化した状態(ペプトン)にする
胃粘液:胃自体を保護する
:胃粘液に含まれる成分(内因子というたんぱく質)は、小腸によるビタミンB12の吸収に重要な働きを果たす
胃の内容物の滞留時間は炭水化物は短く、脂質は長くなります