登録販売者試験~5章:添付文書の読み方③~
●相談すること(使用前)
医師などの治療を受けている人
・治療を受けているときは、何らかの薬剤が投与される等の処置がなされているため、治療の妨げになったり、成分の重複や相互作用を生じるおそれがあるため、使用前に医師等に相談し、使用の適否の判断を仰ぐ
妊娠または妊娠していると思われる人
・「してはいけないこと」とは異なり、必ずしも悪影響が判明している訳ではないが、安全性の評価が困難な場合も多いため、一般の生活者の自己判断は最低限にとどめることが望ましい
授乳中の人
・成分の一部が乳汁に移行するものの、「してはいけないこと」に記載するほどではない場合に記載される
高齢者
・高齢者(65歳以上)は、年齢のみからはリスクの判断は難しいため、専門家に相談しながら使用の適否を判断する場合に記載される
薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
・他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人アレルギー体質のひとは、アレルギー性の副作用のリスクが高くなるため記載される
次の症状がある人
・軽率な使用で状態の悪化や副作用を招きやすい症状(一般の生活者が誤って使用してしまいやすい症状を含む)や、医療機関の受診が適当の場合に記載される
次の診断を受けた人
・医師の治療を受けているか否かによらず、医薬品の使用で状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が記載される