登録販売者試験~3章胃の薬③~
胃粘膜保護・修復成分
・アズレンスルホン酸(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ソファルコン、セトラキサート塩酸塩、テプレノン等…
使用上の注意
- アルジオキサ、スクラルファートはアルミニウムを含むため、透析治療を受けている人は使用してはいけない
- 透析治療を受けていない人でも、アルジオキサ、スクラルファートを長期間服用してはいけない
- 腎臓病の人は、アルミニウムが体内に溜まりやすいため、アルジオキサ、スクラルファートを使用する前に医師等に相談する
- 肝臓病のひとは、まれに肝機能障害を生じるため、ソファルコン、テプレノンを使用する前に医師等に相談する
- テプレノンの副作用として、腹部膨満感、吐き気、口渇、腹痛、頭痛、便秘、下痢等を生じる
- セトラキサートは血栓が分解されにくくなるため、血栓のある人は使用前に医師等に相談する
胃液分泌抑制成分
副交感神経伝達物質のアセチルコリンを抑制し、過剰な胃液分泌を抑えます
・ロートエキス、ピレンゼピン塩酸塩
使用上の注意
- 乗り物酔い防止薬や胃腸鎮痛鎮痙薬は、成分が重複するため、併用を避ける
- 排尿困難者、緑内障の人は、症状が悪化することがあるため、使用前に医師等に相談する
- ピレンゼピンは、消化管の運動にはほとんど影響を与えず、胃液分泌を抑える
- ピレンゼピンの副作用として、排尿困難、動悸、目のかすみを生じる(抗コリン作用)
- ピレンゼピン服用後は、運転操作をしてはいけない