登録販売者試験~3章:漢方処方製剤①~
漢方とは
古来中国より伝わり、日本で発展してきた伝統医学です
漢方処方は、処方自体が1つの有効成分として扱われ、使用者の体質や症状に適した処方を選択して用いられます
漢方は、独自の病態認識の証によって処方が選択されます
証に合ったものであれば効果が期待できますが、合わない場合は、効果が得られないどころか、副作用が現れやすくなります
一般医薬品の漢方処方製剤は、証という専門用語は避け、しばりとして記載されます
相互作用
- 同じ生薬を含む漢方処方製剤を使用すると、副作用が現れやすくなる
- 自己判断で追加摂取した場合、構成が乱れて成立しなくなる
- 「漢方薬は作用が穏やかで、副作用が少ない」という誤った認識を持つ人がいる
受診勧奨
- 適用年齢の下限が設定されていなくても、生後3ヶ月未満の乳児に使用してはいけない
- 一定期間または一定回数使用しても改善がみられない場合、証が適していないか、一般医薬品で対処するべき疾患の可能性がある