登録販売者試験～3章高コレステロール改善薬①～

コレステロールは、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要である等、生体に不可欠な物質です

産生及び代謝は、主に肝臓で行われます

リポタンパク質

コレステロールは水に溶けにくいため、血液中ではリポタンパク質の状態になります

リポタンパク質の種類と特徴

• 低密度リポタンパク質(LDL):肝臓から末梢組織へコレステロールを運ぶ【悪玉コレステロール】
• 高密度リポタンパク質(HDL):末梢組織から肝臓へコレステロールを運ぶ【善玉コレステロール】

血液中のLDLが多く、HDLが少ない場合、コレステロールが末梢組織に蓄積し、心臓病、肥満、動脈硬化のリスクが高くなります

LDLが140mg/dL以上、HDLが40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかの状態を脂質異常症と言います