登録販売者試験~3章③~
解熱鎮痛薬
痛みは病気等に対する警告信号で、発熱は生体防御機能です
プロスタグランジンの働き
- 痛みの信号を増幅して痛みを増強する
- 脳の温熱中枢に作用し、体温を高くする
- 炎症の発生に関与する
解熱鎮痛薬は、発熱や痛みを緩和するために使用する内服薬の総称です
プロスタグランジンの産生を抑制する成分が配合されています
腹痛を含む痙攣性の内臓痛には、一部の漢方を除き、解熱鎮痛薬の効果は期待できません
解熱鎮痛薬は対症療法にすぎません
頭痛の症状が軽いうちに服用すると効果的ですが、症状が現れないうちに予防的に服用することは適切ではありません
また、連用により、頭痛が常態化することがあるので注意が必要です
受診推奨
- 発熱が1週間以上続いている場合
- 激しい下痢や腹痛、息苦しさ、発疹や痒み等の症状を伴っている場合
- 関節痛、関節の腫れやこわばりがある場合
- 月経痛が次第に増悪していく場合
- 頭痛で、24時間以上続く場合、医薬品を使用しても抑えられない場合
- 頭痛が次第に増していき耐え難くなった場合、突然の激しい頭痛、手足の痺れや意識障害を伴う場合
- 服用したときは症状が治まるも、しばらくすると再発する場合