登録販売者試験~3章:滋養強壮保険②~
ビタミン成分
一種類以上のビタミンを主薬とし、有効性のある症状及びその補給を目的とした滋養強壮保険をビタミン主薬製剤といいます
使用上の注意
- 多く摂取したからといって、改善が早まるものではない
- 脂溶性ビタミンを過剰摂取すると、過剰症を生じる
脂溶性ビタミン
●ビタミンA
作用
- 夜間視力を維持、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ
- 夜盲症(とり目)の緩和
成分名
使用上の注意
- ビタミンAの1日分量は4,000国際単位が上限
- 過剰摂取により先天異常の割合が上昇した報告があるため、妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠してると思われる人、妊娠を希望する人は、食品での摂取を含めて過剰摂取に注意し、製剤を使用する場合は、医師等に相談する
ビタミンD
作用
- カルシウムの吸収や尿細管での再吸収を促し、骨の形成を助ける
- 骨歯の発育不良の予防
- くる病の予防
成分名
- エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール
過剰症
- 高カルシウム血症、異常石灰化
ビタミンE
作用
- 体内脂質を酸化から守り、血流を改善する
- 末梢血管障害、更年期による、肩・首筋のこり、手足のしびれ、冷え、しもやけ等の緩和
- 月経不順の緩和
成分名
使用上の注意
- ホルモン分泌に関与するため、一時的に経血量が多くなることがあるが、出血が長く続く場合、他の原因も考えられるため、医療機関を受診する