登録販売者試験~2章26回目~
鼻
鼻は嗅覚を感知する器官です
▪鼻腔
鼻腔は繊毛を有し、粘液を分泌する細胞からなる粘膜で覆われています
鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といいます
鼻炎は鼻汁過多や鼻づまり(鼻閉)等の症状が現れます
・におい
におい分子が嗅細胞を刺激すると、脳の嗅覚中枢に伝えられます
においに対して感覚は非常に敏感ですが、順応を起こしやすく、次第ににおいを感じなくなります
・鼻中隔
鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られています
鼻中隔の前部は毛細血管が豊富に分布しており、粘膜も薄く傷つきやすく、鼻出血を起こしやすい部位です
▪副鼻腔
副鼻腔とは、鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称したものです
線毛を有し、粘液を分泌する細胞からなる粘膜で覆われており、副鼻腔に入り込んだ埃等は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔へ排出されます
なお、副鼻腔と鼻腔を連結している管は、非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部が塞がりやすく、炎症を生じることがあります