登録販売者試験~3章:毛髪用薬~
脱毛の防止、育毛、ふけや痒みを抑える目的で頭皮に使用する医薬品です
人体への作用が緩和なものは、医薬部外品として扱われますが、効能効果に疾患名がある製品は、医薬品としてのみ認められています
カルプロニウム塩化物
適用局所でコリン作用(アセチルコリンが臓器へ働きかけたときに起こる各器官の作用)を示し、頭皮の血管の拡張、血行を促すことによる発毛作用を期待できます
注意事項
- 副作用として、発汗、寒気、震え、吐き気を生じる
エストラジオール安息香酸エステル
女性ホルモンの一種で、脱毛抑制効果が期待できます
なお、妊婦等は成分が循環血液中に入る可能性があるため、使用は避ける必要があります
生薬成分
・カシュウ(何首烏)
・チクセツニンジン(竹節人参)
- ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、湯通しした物を基原とする生薬
- 血行促進、抗炎症等の作用が期待できる
・ヒノキチオール
- ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られる精油成分
- 抗菌、抗炎症、血行促進等の作用が期待できる