登録販売者試験~3章:抗菌薬~
にきび
- 皮膚常在菌のにきび桿菌(アクネ菌)の毛穴での繁殖により生じる
毛嚢炎(疔)
- 毛穴からの化膿菌の侵入が原因
- 顔面に生じたものを面疔という
とびひ(伝染性膿痂疹)
- 毛穴を介さず、虫刺されやあせもから侵入した化膿菌が原因
- 小児が発症することが多い
抗菌成分
・サルファ剤(スルファジアジン、ホモスルファミン、スルフイソキサゾール)
- 細菌のDNA合成を阻害することで、抗菌作用を示す
・硫酸フラジオマイシン、クロラムフェニコール
- 細菌のタンパク質合成を阻害することで、抗菌作用を示す
・バシトラシン
- 細菌の細胞壁合成を阻害することで、抗菌作用を示す
受診勧奨
- 漫然と使用すると、化膿菌が耐性を得る可能性がある
- 患部が広範囲の場合、ひどい湿潤・ただれ、5~6日間使用しても改善されない場合は医療機関を受診する