登録販売者試験~3章眼科用薬①~
種類と特徴
▪点眼薬
・人口涙液:涙液成分を補うもので、目の疲れ、乾き、コンタクト装着時の不快感等に用いられる
・一般点眼薬:目の疲れや痒み、結膜充血等の症状を抑える
・アレルギー用点眼薬:アレルゲンによるアレルギー症状の緩和を目的とし、抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分が配合される
・抗菌性点眼薬:結膜炎、ものもらい、眼瞼炎等に用いられ、抗菌成分が配合される
▪洗眼薬
目の洗浄、眼病予防に用いられ、涙液成分の他に抗炎症成分や抗ヒスタミン成分等が配合される
▪コンタクトレンズ装着液
あらかじめ定められた範囲内の成分のみを含む製品は、医薬部外品として扱われる
点眼方法の注意事項
- 点眼薬は、無菌的に製造されている
- 容器の先端が瞼や睫毛に触れないように点眼する
- 一滴の量が50μLに対して、結膜嚢の容量は30μLなので、一度に何滴も点眼しても効果は増さない
- 点眼後は、数秒間眼瞼を閉じて薬液を結膜嚢内に行き渡らせるが、目頭を押さえると鼻腔内への流出を防ぎ、効果的である
使用上の注意
コンタクトレンズ使用時の点眼に関する注意事項
- 『使用可能』と記載されていない限り、コンタクト装着中に点眼を行うべきではない
- ソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤等の配合成分がレンズに吸着すると角膜に障害を引き起こす原因となるため、装着中の点眼は避けることとする製品が多い