登録販売者試験～3章鼻炎用点鼻薬②～

鼻炎用点鼻薬の成分

▪アドレナリン作動成分

交感神経系を刺激して、血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげます

･ナファゾリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩

使用上の注意

• 過度に使用すると反応しなくなり、逆に血管が拡張し充血を招き、鼻づまりが酷くなる
• 点鼻薬は局所に適用されるが、鼻粘膜から血流への移行により、全体的な影響も生じる

▪抗ヒスタミン成分

ヒスタミンの働きを抑えることで、アレルギー性鼻炎や急性鼻炎の症状を緩和します

･クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェン

▪抗アレルギー成分

肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用により、アレルギー症状を緩和します

通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合されています

･クロモグリク酸ナトリウム

使用上の注意

• アレルギー性でない鼻炎･副鼻腔炎には無効である
• 3日間使用しても改善しない場合は、アレルギー性ではない可能性がある
• 減感作療法等の治療を受けている人は、使用前に医師等に相談する
• 稀に重篤な副作用としてアナフィラキシーを生じる