登録販売者試験~2章主な副作用③~
肝機能障害
軽度では自覚症状が無く、血液検査で初めて判明する場合も多いです
原因と思われる医薬品を使用し続けると、肝不全を生じ、死に至ることもあります
医薬品による肝機能障害は、中毒性のものとアレルギー性のものに分けられます
- 中毒性:有効成分の直接的肝毒性が原因
- アレルギー性:有効成分に対する抗原抗体反応が原因
全身の倦怠感、黄疸、過剰となったビリルビンにより尿の色が濃くなることもあります
偽アルドステロン症
副腎皮質からアルドステロンが増加していないにもかかわらず、体内にナトリウム(塩分)と水が貯留し、カリウムが失われて生じることから偽アルドステロン症と呼ばれます
小柄な人や高齢者で生じやすく、原因の医薬品を長期間服用後に初めて発症する場合があります
また医薬品と食品との相互作用により生じることもあります
- 手足の脱力
- 血圧上昇
- 筋肉痛、こむら返り
- 倦怠感…等
- 進行すると、筋力低下、立位不能、歩行困難、痙攣等