登録販売者試験~2章22回目~
神経系①
神経系は中枢神経系と末梢神経系に分けられます
中枢神経系
▪脳
脳は、大脳、間脳、小脳、脳幹からなり、記憶、情動、意思決定等の役割があります
脳の下部に自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調整機能を担う視床下部等があります
活発に活動するために大量の酸素やブドウ糖を消費します
- 心臓から出る血液の約15%が流れ込む
- 全身の約20%の酸素を消費する
- 全身の約25%のブドウ糖を消費する
・血液脳関門
脳の血管は物質の透過に関する選択性が高いため、血液から脳に移行できる物質は、ブドウ糖等の一部に限られています
- タンパク質等の大分子は血液から脳に移行しにくい
- 小分子であってもイオン化した物質は、血液から脳に移行しにくい
・延髄
脳は脊髄と、延髄で繋がっています
- 心拍数を調整する心臓中枢
- 呼吸を調整する呼吸中枢
- 吐き気や嘔吐を調整する嘔吐中枢
- 咳を調整する咳嗽中枢
▪脊髄
脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えています
脊髄が脳を介さず末梢からの刺激を返す場合があり、脊髄反射と呼びます